2013/06/27

MacBook Pro 17inch Early 2011をSSD(6Gbps)に換装

■ 事の背景というかあらすじ
日頃から気分転換して作業したいなーとか
手軽なマシン無いかなーとか
MackBook Air(以下MBA)持ってないなーとか
ほしーなーとか、
よこせよーくれくれーおらーとか思ってたのですが、

最近発売されたMBAがあんまり魅力的だったので、
テヘペロッて感じで購入しました。

最新のMBAのなにが良いと言えば、
・CPUがHaswellで1日作業に耐えうるバッテリー(12時間)
・IEEE 802.11acに対応で、環境さえあればWi-Fi接続が1Gbps超える
・USB3.0がデフォ。Thunderboltにも対応
・SSDの接続規格がSATA6Gbpsを更に超えるPCIe
という凄まじきスペックで、
持ち運べるノートが欲しいなら買うしか無いレベルだったというわけですが、
その中でもSSDすごいなーっていう。
いや、Haswellも相当すごいんですが。


初めてSSD搭載機を所持したわけですが、やっぱりほんと早いんですね。
スリープから画面が立ち上がるまでに1秒くらい。
で、すごいなーすごいなーと言って触ってる横には、
メインマシンであるMacBook Pro(以下MPB)が(´・ω・`)ショボーンとしていたわけです。

さてそのMBP、
環境としてどう使っているかといえば、
・Xcodeでプログラミング&シミュレータでhogehoge
・偶にCubaseで音楽制作
・Parallels(CPU2コア、ドライブ80GB、メモリ3GB割り当て)
・同Windows 8 ProでPhotoshop CS4 Extended
・同Windows 8 ProでVisual Studio 2010 Express
・同Windows 8 Proで偶にゲーム

流石にこれだけやるとメモリ8GBでは使いきってしまって、
もう無理と思って16GBにしましたが、下手をするとギリギリまで行きます。
(普段は空き4GB〜8GB程度)
Parallelsで3GB以上メモリを食べちゃうので、まあそんなもんです。

で、購入して3ヶ月くらいでMBPのメモリを変えたのは効果大で、
結構サクサクになったんですね。
まあただ、やっぱりParallelsとかの仮想環境は、
まあ・・・いいかな位にしか動かなかったんですね。

今回のMBAのサクサクな動きをみて、
ああ、HDDのMBPもう無理だわってなって、精神的限界を迎えたので、
おもむろにSSD化だよね!ってなりました。



■ 作業対象について
タイトルにもありますが、以下MBPのスペック。
プロセッサ  2.2 GHz Intel Core i7
メモリ  16 GB 1333 MHz DDR3
ソフトウェア OS X 10.8.4(12E55)
ストレージ HDD 750GB

で、このHDDをCSSD-S6T256NHG5QというSSDに換装しました。
CFDの東芝製チップ採用のS6TNHG5Qシリーズってヤツです。
理論値として、
・Seq-Read 530MB/s
・Seq-Write 490MB/s
というハイスペック。ホントかいなー。
メーカー製品ページにもWinの定番CrystalDiskMarkによるベンチマーク結果ではほぼ公称スペックの結果が出てます。
6Gbpsでの接続というところがミソですね。

で、このSSD、購入時点でネット上に成功例が無かったため、
面白そうなのでコレに決めた次第です。
多分、秋葉の有名なMac店のサイトの購入ページが要因にもなってると思います。
あそこには同時期のMBPの内、17インチモデルだけは動作保証外とあって、
私も最初はためらいました。

まあでも、冒険でしょっ!( ゜∀゜)o彡



■ 作業内容
換装の方法は正直今さら書いても仕方ないですね。
沢山の先人という名の人柱ブログが存在していますから、
検索すれば直ぐに出てきます。

とりあえず、今回参考にさせて頂いたのはこちらの記事
ありがたやー(´・ω・`)

とりえずやることは、HDDに構築したシステムをSSDへ完全に移行すること。
大雑把な項目としては、
・SSDに換装する(上記リンク参照)
・Command + R押しでMacを立ち上げ、リカバリモードに入る
・タイムマシンかディスクユーティリティでSDDを初期化後データ移行

なお、リカバリモードは、ネットに繋がっていれば、
勝手にOSイメージをダウンロードしてきてくれますから、
先にSSDにOS Xをインストールとかはしなくて良かったです。
Macすごい! 感動しました。



■ 作業で困ったことや注意点
・【注意点1】トルクスドライバと2.5インチ外付けHDDケースを事前に用意!
 先人達のありがたい記事を流し読みするという愚行の結果、
 MBPの裏蓋を開けてから3時間ほど名古屋の大須商店街をさまよった末に、
 ドスパラ2Fと同ビル3Fにてトルクスドライバを含む、
 精密ドライバセットの入手に成功しました。(買ったのはは2Fで見つけたヤツ)

 前日に久しぶりの運動をして筋肉痛と疲労がガッチンコしてました。
 トルクスドライバの旅に出たときにはアレな魚の眼でした。
 必要サイズは各ブログで言われている通り、T6サイズです。

 取り出したシステムディスクを外付けHDDにするためには無論ケースが必要です。
 これも事前に購入します。安いところではUSB3.0対応で1000円もしないです。
 こっちはアメ横のツクモで780円のを買いました。
 いまはMBAにUSB3.0接続して快適に使用してます。

 参考:荒ぶりながら買ったドライバセットはこんなヤツ↓
 

【注意点2】データ移行の際のタイムマシンとディスクユーティリティは取り扱い注意!
 HDDからSSDへのデータ移行には、2つの方法があります。
 一つはTime Machine(タイムマシン)をつかう方法、
 もう一つはディスクユーティリティの復元機能を使う方法です。

 タイムマシンデータを使った移行についての注意点。
 タイムマシンは、基本的に初回バックアップのみフルで行ってくれます
 データ移行をする際は、フルバックアップのデータのみが対象です
 よって、そのデータがないとタイムマシンは使えません。
 残念なことに、私の場合はフルバックアップしていたにも関わらず、
 そのデータを認識してくれませんでした。
 もしかしたら、USB2.0接続で外付けHDD化していたので、
 認識するのに時間がかかりまくっていたのかもしれませんが、
 耐え切れなかったので、ぶった斬・・・諦めました。

 ディスクユーティリティを使ってSSDへシステムを復元する方法の注意点。
 取り外したHDDのOS X(システム)のパーティションのサイズは、
 復元先のストレージの容量以下でなければ復元出来ません。
 復元前にシステムディスクのパーティションサイズを変更する必要があります
 (要数時間)

 私の場合は、システムディスクを外付HDDとしてから、
 その上でパーティションサイズを変更しました。
 システム入りのパーティションの情報に少々不備があったらしく、
 パーティションサイズの変更を拒否されたため、
 試行錯誤していて、結局そうなりました。

 また、Mac起動時に外付けにしたシステム入りのHDDを接続していると、
 どうも、パーティションに関わる操作を拒否られました。
 外付けHDDの接続は、リカバリモードのメニュー画面が出てからで良いです。

 これらが正しく行われていれば、復元機能を使い、全く同じ環境をSSDに移行できます。
 移行アシスタントよりも精度良いです。(これも要数時間)
 ただし、一部の認証付きのソフトウェアは再認証が必要な場合があります。



■ 結果報告
非常に快適です。
MBPがMBPの威厳を取り戻して、いまは(`・ω・´)シャキーンとしてます。

動作保証とかは自己責任の世界なので元から気にしてませんが、
やってよかった感が凄いです。

Xcodeの立ち上がりは20秒近くだったのが、3〜5秒で立ち上がります。
Parallels上のWindowsのレジューム時間も、今まで20〜30秒だったのが、5〜8秒。
Photoshop CS4 Extendedも3秒以内にで立ち上がります。
とにかくParallelsの動作が圧倒的に高速になりました。


ベンチ結果は噂ほど大したことは無かったですが、これは環境によると思います。
ほぼ公称スペックで報告を上げている人も、某価格サイトにはいるので、
一概にどうとは言えませんが、とりあえず結果を貼っておきます。

測定はXbench Version 1.3にて行いました。

MacBook Pro 17-inch Early 2011 SSD換装後ベンチマーク結果
MacBook Pro 17-inch Early 2011 SSD換装後のベンチマーク結果



公称スペックは流石に出なかったものの、シーケンシャルReadが異常に高速。

このMBPとはまだ長い付き合いになりそうです。
そんでもって、たまには気分転換にMBA持ち出して、
カフェプログラミングを満喫したいところですな。